syu-G(シュージ)(あきばっか〜の踊り手)は戦場のピアニスト。闘志うずまく会場でただ一人、軽快に奏でつづける。
2018-07-01
あきばっか~のの踊り手「syu-G(シュージ)」とは
- 心地よいフットワークを奏でるブレイカー。
- 様々な種類のフットワークを飄々と入れて踊るスタイルに憧れる人は多い。
- あきばっか〜のでは初期より好楽と「wagnaria」として参戦。『あきばっか~のvol.2』優勝チーム。
syu-G(シュージ)のベストムーブ2つ。皆が目をギラつかせ、虎視眈々とあきばっか〜のの頂を目指す中、誰よりも軽快に踊る男がいる。
本戦に上がるべき男が、最高の舞台を作りに帰ってきた。(syu-G(シュージ)のベストムーブ)
『あきばっか~の vol.15』BEST16第八試合(10:15あたり)
曲名:LOVE MEN HOLIC(作品:ラーメン大好き小泉さん ED)
あきばっか〜のはA-POPというジャンルを皆に広めた。
アニメを好きでない人も観る。ダンスを知らない人も観る。その踊りに、その楽しさに、皆が心底興奮する。テクニック云々の前にダンスの原点ともいえる楽しさを重視し、その根幹は受け継がれたまま大きくなってきた。
あきばっか〜のは今、とてつもなく大きな功績を残しつつある。参加人数も桁ハズレに大きくなった。最初は踊り手よりも観客の方が少ないイベントだったのに、もはや会場はお客さんで埋め尽くされている。それは踊り手にも同じことだ。
まずはエントリーが瞬殺で終わる0次予選。エントリーがハードルという異常事態。
次の1次予選通過は16チーム。世界的に有名なダンサーも参加する中で1次予選をくぐり抜けるのが第二のハードルだ。そして、その頂点は一層輝きだしている。
こうなってくると、皆の気合いの入れ方もすごい。この日のために練習に練習を重ねて、磨ききった武器をいつだしてやろうか、どこでカマしてやろうかと、むきだしの闘志が見えるかのような気迫が周囲からあふれ出す。
一時でも油断してたらカマされる。あきばっか〜のは、すでに戦場だ。
その中でひとり、飄々と自らのダンスを楽しむ男がいる。
syu-G(シュージ)だ。
そのフットワークはピアノの調べのように軽快に動き、アニソンを心地よい世界に導いていく。
鍵盤の上を指がすべるかのごとく、異なるステップを細やかに踏んでいく。
フットワークがひとつの曲のように滑らかにつながり続ける。そのピアノの調べに身を任せていたら、「こんなのもあるでしょ」と、ちょっとオシャレな解釈を随所にはさんでくる。
あまりにも豊かで、軽快で、刺激的。ハメ方も他の踊り手とひと味もふた味も違う。
syu-G(シュージ)は美しい調べを基に会話する。
実に楽しげに足で語りかけてくる。友人と話す間合いのそれに近い。
観客はあきばっか〜のの会場で、1日中カマしカマされの戦場を見続けている。そんな時にふと、ピアニストが美しい調べを奏ではじめたらどうなるか?
皆、たちまち引き込まれるように聞き惚れた。
誰もが待ち望んだ、syu-G(シュージ)の本戦ムーブ。
「わかってるよ」
syu-G(シュージ)は笑顔とともに、僕たちの飢餓感を満たしてくれた。
Posted by mucchi
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