スギヲ(あきばっか〜の踊り手)はアニソンの博覧強記。愛するがゆえに驚きのムーブを提示する。
あきばっか~のの踊り手「スギヲ」とは
- 攻撃的なブガルーダンス。たまに人間を超えたスピードで踊る。
- アニソンの知識が深い。
- 敵への煽りや味方との掛け合い。全てを武器に使い、思わず唸る歌詞ハメを連発。
スギヲのベストムーブ3つ。アニソンを知り尽くしている男の回答はいつも大胆だ。
見る人を飽きさせない多彩なムーブで組み立て、フィニッシュで一気に花開く。(スギヲのベストムーブ)
『あきばっか~の vol.8』BEST8第一試合(7:15あたり)
曲名:回レ!雪月花(作品:機巧少女は傷つかない ED)
lily white(saya(さや)、スギヲ)←WINNER
vs
あしぼぶたかちゃんちん(ぼぶちゃんちん、ASHITAKA)
両者ともに会場が沸きに沸くムーブを連発。結果は引き分け、延長戦に。
延長戦のアニソンは大人気の「回レ!雪月花」。ぼぶちゃんちんは短くも心地よいテンポでまとめ、会場が沸く。
次はスギヲ。ここから彼の独壇場が始まる。
延長線で疲れている、はずだが、そんな事を全くかんじさせないロングムーブを発動。
しかも、曲調に合わせて自在に緩急をつけて、スペースを広く使い、観客を心地よく誘導していく。
足を使って、体をグラインドして、手でカウントして、すべての武器をムーブに使う。
そのムーブはファンの予想を裏切って、さらに上をいく。
最後のフィニッシュで最高潮になるが、そこまでのムーブは、潮が満ちるかのごとく、徐々に観客のボルテージをあげていく。
スギヲは常に理論と現実を計算し、踊りに変換することで期待を上回り続ける。
誰も想像できないムーブで、一瞬で観客を味方につける。(スギヲのベストムーブ)
『あきばっか~の vol.8』決勝戦(9:45あたり)
曲名:最高速Fall in Love(作品:モンスター娘のいる日常 OP)
lily white(saya(さや)、スギヲ)
vs
終末ティータイム(イト、ネス/NESS)
やはりベストムーブだけで構成された「あきばっか〜のvol.8」の一戦。イト、ネス/NESSの終末ティータイム相手に繰り出したラストのムーブ。
スギヲの前の踊り手はイトだった。プロならではのあらゆる動きで徐々に動きを激しく踊り、会場がひときわ沸いた後のムーブ。
勝敗の流れが終末ティータイムに決まった。誰もが半ばそう感じていたが、彼はそうではなかったようだ。
「打つべし打つべし」のフレーズに合わせたハメ技は、誰もが見たことのない表現だった。
この動きで、会場の空気を一気に呼び戻した。
しかも、それ以上のオチをフィニッシュにつけるベストムーブで、アニソンを知り尽くす天才は、最後にさらに大きな歓声を浴びた。
スギヲの頭の中では、アニソンをどう表そうかを常に考え続ける。そして、その次元は、他の踊り手と違うのかもしれない。
この日、またひとつ新たな表現が誕生した。このムーブに会場がひときわ沸いた。
誰もが知っている定番曲を、誰よりも理想形に近づける。(スギヲのベストムーブ)
『あきばっか~のvol.10』予選ダイジェスト(19:10あたり)
曲名:ファッとして桃源郷(作品:てーきゅう OP4)
ファッとして桃源郷は、A-POPでは定番の一曲。多くの踊り手が、決めのタイミングを自分の中に持っている。
でも、始まりの音ハメから最後までフルパワーで踊り切るのは、もしかしたらスギヲだけかもしれない。人外の動きは何かが乗り移ったかのようだ。
間奏に入っても、スギヲならではの激しいムーブに、ゾワゾワと期待をしてしまう。
最後のフレーズ「ドラゴン、パンサー、タイガー、夜叉の構え」で観客(となぜか対戦相手)が最高潮に達する。
なんだこれは、である。
圧巻、としか言いようがない。