ソレイユ翼(あきばっか〜の踊り手)は、APOP界の大谷翔平。ネタと技の二刀流は両立できるのか。
あきばっか~のの踊り手「ソレイユ翼」とは
- 誰と対戦しても決して色あせない、唯一無二の個性を放つ。
- ファーストムーブを意地でも取る人。様々な小道具を使う。
- 前半はほとんどネタに走るが、後半からのブレイクダンスがめっぽう上手い。
ソレイユ翼のベストムーブ2つ。あきばっか〜の広しといえど、技もネタも頂を目指せるのは彼しかいない。果たして、ダンス界の2刀流戦術は開眼し、ワールドワイドな男になれるだろうか。
フィギュアと共に奪い勝ち、そして踊らない。(ソレイユ翼のベストムーブ)
『あきばっか~のvol.11』予選ダイジェスト1(0:10あたり)
曲名:狂乱 Hey Kids!(作品:ノラガミARAGOTO OP)
ソレイユ翼は始まる前からセンターを陣取り、ファーストムーブを意地でも取る。相手チームのどんなプレッシャーにも屈しない。
サングラスをかけて威勢のいい若者よろしく一人で…いや違う、お気に入りのフィギュアをお供に添えてセンターに仁王立ちする。
破天荒な性格で強がり。そんなイメージを持つソレイユ翼だが、もしかしたら、この両脇にいるフィギュア達が、その心を強く保たせているのかもしれない。
10センチにも満たないその存在。でも、ずっとそばにいてくれる。何も言わなくてもわかってくれる相棒。皆の視線を一身に集める場所で、バトルの度に繰り返される儀式。それは、ソレイユ翼なりの愛の形だ。
やがて音楽が鳴り始め、ソレイユ翼が踊り始めると、フィギュアを前から後ろ振りかざし、手に取っ、、、いや、そのまま薙ぎ払った。後ろに吹っ飛ぶフィギュアとともに、涼宮あつきの「やらんのかーい!」のツッコミ。残念ながら、フィギュアに愛はなかったようだ。
十分に場は温まった。しかし踊らない。次はけん玉。失敗した時のリスクの高い小道具。玉をけん先で受ける「とめけん」にチャレンジしている。一度目は失敗。二度目は糸ごと玉を引っこ抜いた。そしてソレイユ翼自身も玉となり、けん先にダイブした。
次々に起こるアクの強いパフォーマンスを目の前に、ただ笑うしかない観客。
しかし、その後のムーブが素晴らしく上手いのが憎らしい。
フィギュアに踊らせ本人は踊らないと思ったら、ビビるほど強いハメ。(ソレイユ翼のベストムーブ)
『あきばっか~の vol.11』BEST16第三試合(3:15あたり)
曲名:ルンがピカッと光ったら(作品:マクロスΔ ED1)
Eight×Four(84、点火)
vs
BLACK SPEC(KGO、ソレイユ翼)
どうやらフィギュアが踊りたいという声を聞いて単体で踊った(もしくは誰も踊っていない)時間が過ぎると、今度はそのフィギュアを滅多打ちにするソレイユ翼。Sっぷりが半端ない。
異世界に引きずり込むのが得意な彼だが、その後のムーブは別人だ。
ついさっきまでアクの強いパフォーマンスをしていた人とは思えない、リズミカルでメリハリの強いパワームーブが炸裂する。
タイミングも決まり、コンパクトに凝縮された演目に、会場は呆気にとられる。ネタと技、彼はどちらのスタンスでも、輝きを放つ。