saya(さや)(あきばっか~の踊り手)はショートボブの野心家。あどけない顔の裏に強い意志がひそむ。
あきばっか~のの踊り手「saya(さや)」とは
- ベースはロッキング。フィニッシュが潔い。
- 物怖じしない精神力は並大抵の男の踊り手よりも上をいく。
- かわいい顔してズドンと会場を沸かせるムーブを入れる。
saya(さや)のベストムーブ3つ。ショートボブの容姿からは想像できない野心家だ。
決勝で主役になり、観客の視線を一身に浴びても動じない。(saya(さや)のベストムーブ)
『あきばっか~の vol.8』決勝戦(6:40あたり)
曲名:はなまるぴっぴはよいこだけ(作品:おそ松さん OP1)
lily white(saya(さや)、スギヲ)
vs
終末ティータイム(イト、ネス/NESS)
「あきばっか〜の」のベストムーブといえばこれというくらい有名。すべてベストムーブと言ってもよい出来ばえだから仕方ない。
おすすめのムーブは3曲目。2曲目の「スーパーウルトラハイパーミラクルロマンチック」ではネスだけにしかできないムーブをしたが、スギヲもエグいムーブで返す。
3曲目、順当に行くと次はイトだが、おそ松さんのイントロを聞いて、すぐにネス/NESSが反応。自ら行くと決めて出てくる。(しばらくイトが俺?ネス/NESS?って確認しているのがなんか好きだ)
すでに準備できてる曲だったのか、歌詞の意味まで十分にくみとったムーブで会場を沸かせた。この空気を変えるのはスギヲ。ルーティーンを挟み込んで流れを呼び戻したところでsaya(さや)の出番。
決勝戦、名の知れた踊り手達の中で、自分が主役といわんばかりの堂々としたムーブ。
圧巻は間奏の音ハメ。エッジの聞いた強めの音を、自らの動きとシンクロさせて、会場に熱風をまきこみはじめる。
「かわいい女の子」目線で見ていた観客が、saya(さや)に飲み込まれてしまった。
あどけない顔とは裏腹に肝っ玉が強い。音楽が劇的であるほど、saya(さや)のヒットは輝く。
曲の中で、一番おいしい部分を踊り切る。(saya(さや)のベストムーブ)
『あきばっか~の vol.8』BEST4第一試合(2:25あたり)
曲名:ばいたる☆エクササイズ(作品:あにトレ!EX 主題歌)
lily white(saya(さや)、スギヲ)
vs
思春期テロリスト(珍味、SPLASH(しぶき))
思春期テロリストとの一戦。おすすめは1戦目。強いヒットとで確実に観客を魅了する珍味のムーブの後。
珍味とSPLASH(しぶき)が起こすつかみは面白い。かっこいいムーブの中に日常の笑いを平然と持ってくる。
しかし、その後に始まる珍味のムーブが別次元。エグいヒットと呼ばれるポッピングで体の各部位を自在に操る。
saya(さや)は後攻。狙ったのはこの歌のセリフが入るパート。
反抗期のイワトビペンギン、夫の浮気に気づいたパンダ、都会に憧れるオカピ、熱血利尻昆布。
書いていて、自分でも何をまとめているのかわからくなってくるが、次々に変わる課題に応えてムーブの種類を変えて踊りきる。
あの瞬間、会場にはたしかに、都会に憧れるオカピがいた。予想を超えたムーブに、会場は一気に沸く。
帰ってきた野心家。(saya(さや)のベストムーブ)
『あきばっか~のvol.16』BEST16第七試合(4:30あたり)
曲名:お手上げサイキクス(作品:斉木楠雄のΨ難 OP2)
white teatime(eat、さや。)
vs
Eight×Four(84、点火)
おかえり。と言いたい。
vol.8の野心家が帰ってきた。
もちろん、vol.8の衝撃の優勝からもさや。はあきばっか〜のに参戦していた。
vol.8の頃より身体も成長し、技も増えていた。しかし、何かが足りない。勝手にそう思っていた。
動きはきれいだし素早いけど、僕を興奮させた何かがない。saya(さや)はこのまま進んでいくのか。
しかし、イトと踊ることで、その封印がとけたかのような猛々しさを取り戻す。
音楽を身体の中に入れ込んでしまったかのようなバイブレーション。
vol.8からさらに進化した、小刻みで素早いステップ。
ジャズのフリーセッションのような自由で強い動きが連鎖して、再び観客を歓喜の渦に巻き込んだ。
この旋律は、saya(さや)でしか演奏しきれない。