のびた(あきばっか〜の踊り手)はシャーマンダンサー。アニソンの世界に憑依し、あふれ出る世界感をダンスに表わす。
あきばっか~のの踊り手「のびた」とは
- 女性ならではの柔らかさと強さのあるロッキング。
- 回を重ねるごとに凄まじい成長を遂げている。
- 乗り切った時のムーブは、アニソンの世界に憑依したような円熟味がある。
のびたのベストムーブ3つ。気持ちが乗った時ののびたの表現力は圧倒的。そのムーブには思いがあふれ出てくるような豊かさを感じてしまう。
のびたはアニソンの世界に誰よりも深く潜り、それを表現する。(のびたのベストムーブ)
『あきばっか~のvol.12』決勝戦(8:15あたり)
曲名:JINGO JUNGLE(作品:幼女戦記 OP)
最後の光と幻影物語祭り(ネス/NESS、異端児)
vs
パブリックエネミー(しんぺー、のびた)
ネス/NESSの後のムーブ。ネス/NESSは音ハメも逃さず決めて、笑える歌詞ハメも入れて、パーフェクトにまとめてくる。この表現の豊かさに圧倒される。
のびたはどう戦うか。のびたは幼女戦記の世界に憑依した。
十八番のルーティーンで引きつけた後、幼女戦記の世界を、さらにディープになぞっていく。
柔らかい動きと変速的なリズムで、次第に、ネス/NESSに奪われた観客の心を、のびたの元に手繰り寄せていく。
かつてはパブリックエネミーというチームはしんぺーがメインで、しんぺーの出来とルーティーンで決まっていた印象がある。
それが、のびたの表現力が回を経るごとに高まり、この決勝ではのびたのムーブが会場の全てを虜にしている。
心の中にこんこんと溜め続けていた情熱が「あきばっか〜のvol.12」のムーブで、ついに溢れ出てきた気がした。
気持ちが伝わるムーブには、引力がある。(のびたのベストムーブ)
『あきばっか~の vol.12』BEST4第二試合(3:00あたり)
曲名:嘘の火花(作品:クズの本懐 OP)
セクシーコマンドー部(Mega☆音、クレヨンすかちゃん)
vs
パブリックエネミー(しんぺー、のびた)
曲が流れた瞬間に、嬉しすぎて倒れてしまったのびた。
笑顔で全身で喜びを表したのびた。そのすぐにはじめたムーブは、「クズの本懐」の世界の住人だった。すでに顔つきが違う。
やわらかさとなめらかさのあるムーブに、細かく急な動きを入れ、見るものを小刻みに刺激する。かと思えば、いつの間にかルーティーンに入っている。
しんぺーとの体を重ねたルーティーンが妖艶だ。そこも音ハメまで決め、次はソロで高速のロッキング。次から次へと変化する構成が飽きさせないのも素晴らしいが、それだけではないものに観客は惹かれはじめていた。それはのびたの「思い」だ。
体から思いがあふれだしている。動きのひとつひとつから、のびたの歌への愛情がにじみ出ている。それがまた、見るものを引き込む世界をつくる。
のびたのムーブは、技術を磨くのももちろんだが、好きという気持ちで踊ると、こんなにも魅力的になるということを教えてくれる。
もはや貫禄。決勝の大一番で熱気をかっさらっていく。(のびたのベストムーブ)
『あきばっか~の vol.14』決勝戦(3:40あたり)
曲名:Deal with the devil(作品:賭けグルイ OP)
公共7thエネミーズ(M’arc、Kaju)
vs
パブリックエネミー(しんぺー、のびた)
「パブリック・エネミー」という同じチームでありながら、2度も決勝で戦うことになった公共7thエネミーズとパブリックエネミー。
ダンスのレベルの高さだけでは、こんな奇跡は起きないと思うが、今回は決勝に登りつめるまでの、公共7thエネミーズの勢いがすごかった。そのまま優勝するのか。
しんぺーが意気込みの中で「俺たちは先輩」という言葉で会場を盛り上げたが、「先輩」であることの凄みをムーブで形にしたのはのびた。
賭けグルイの妖しくもゴージャスな曲調を楽しむかのように、ゆっくりとしたタメと高速リズムが入り乱れるムーブ、練り込まれたルーティーンを重ね合わせた。
ファーストムーブひとつで、会場をパブリックエネミーの空気に染め上げた。