異端児(あきばっか〜の踊り手)は裸族出身。パンツをかぶった男から、なぜか人格者の一面が見え隠れする。
あきばっか~のの踊り手「異端児」とは
- パンツの存在感に隠れてしまうが、きれいなムーブをつなげるスタイラー。
- 女性のパンツをはいても、ブラを着けても笑顔が似合う。まさに異端児。
- その外見とは裏腹に、内面の良さ、爽やかさがにじみ出る。
異端児のベストムーブ3つ。彼の戦闘衣装に衝撃を受けたのなら、「裸族に育てられたから、脱いでしまうのは仕方ない」と思えば納得がいく。
一方、外見とは裏腹に、彼のマインドはとても爽やか。パフォーマンスの端々にそれは表れる。
異端児はあきばっか~のの良心でもある。踊り手、観客すべてに愛される存在がここにいる。
異端児の存在感が、すべてのムーブを超越していく。(異端児のベストムーブ)
『あきばっか~のvol.12』決勝戦(9:30あたり)
曲名:ガヴリールドロップキック(作品:ガヴリールドロップアウト OP)
最後の光と幻影物語祭り(ネス/NESS、異端児)
vs
パブリックエネミー(しんぺー、のびた)
女性の下着を仕込んで踊る男がいる。
最初は皆、ここに衝撃を受ける。
パンツをはく。パンツを顔に装着する。パンツを審査員に配る。
最初は抵抗のあったその姿も、脳がその存在を認めはじめるのか、次第に慣れていく。すると、今度は不思議なことが起こる。
それを待ちわびている自分に気づく。脱ぐたびに、僕の脳から快楽のエンドルフィンが放出される。そして、二度と元にいたまともな世界に戻らせてくれない。
だからまた、異端児のパンツ姿を見たくなる。さて皆さま、パンツの沼にようこそ。
これを他の踊り手がやったら、二回目から飽きられてしまう。このパンツパフォーマンスをやり続けても許されるところに、彼の愛され度合がにじみ出ている。
今回のベストムーブは、異端児の愛され度合が会場にあふれ出て、優勝してしまった回。
「ガヴリールドロップキック」の踊り手のメインはネス/NESSで、異端児はバックサポート。
決勝戦に登りつめるまで、このチームのパフォーマンスで会場が沸いたのはネスの超絶ムーブだ。しかし、この回の主役は紛れもなく異端児だった。
全てのハメ部分で異端児が輝く。赤パンの立ち姿がすでにかっこいい。パンツとブラを着けた、まさに「異端児」の存在感の大きさに、会場全体が酔いしれる。
ネス/NESSも異端児全振りでネタに走りきり、それを審査員も支持した。
そして彼らの優勝が決まる。ジャッジ決定直後、異端児にカメラが寄る。
「パブエネ最高!」彼は決勝戦で戦ったライバルの名を真っ先に挙げた。
あきばっか~のの裸族は、ダンサーのすべてにやさしく、相手への賛辞を忘れない。これで、あきばっか~のはまたひとつ奥深い大会になっていく。
彼は今日も、パンツをはきながら、踊りながら、笑いながら、態度で示す。
あきばっか~のは、異端児がいるから回っている。
彼の存在感にひれ伏すがいい、パンツをかぶるとはこういうことだ。(異端児のベストムーブ)
『あきばっか~の vol.12』BEST4第一試合(6:55あたり)
曲名:Our Sympathy(作品:エルドライブ OP)
東京愚者(jun-G、岩倉)
vs
最後の光と幻影物語祭り(ネス/NESS、異端児)
すでに1ムーブ目で脱いだ異端児。
もう脱げないだろうと思っていた観客をあざ笑うかのように、異端児はさらに脱いで、最終形態へと進化した。
顔にかぶっているパンツは、もやは彼専用の覆面に見えた。
かっこいい。自然と声が漏れ出た。
ここまでパンツを被るのが似合う男は、そうはいない。
そのまま、きれいな手足を活かしたフットワークへと持ちこむ。
パンツのインパクトが強すぎて、なかなかムーブに目がいかないが、
最近、急激にレベルが上がっている最近のあきばっか~ので、ネス/NESSと組んでプロのジャッジが審査し、優勝した。
つまりはそういうことだ。
手ブラの1ムーブで会場の空気を変える。(異端児のベストムーブ)
『あきばっか~の vol.15』BEST8第三試合(2:00あたり)
曲名:PRIMALove(作品:BEATLESS ED)
わたしの★光クラブ(ゆ、有希)
vs
Trick Chaos GOYA(Nico the NATURAL(ニコ)、異端児)
今回はNicoと出場し、熾烈な本戦争いに食い込んだ異端児。
目の前には倒すべきチームがいる。
しかし、彼の名前は異端児だ。敵を倒すより前に、彼だけに課せられた「やるべきこと」がある。
ルーティーンが美しく決まった、わたしの★光クラブを称えるとおもむろにTシャツを脱ぎだした。
自然にあらわになった胸のあたりを手で隠す。周りの観客も「そうだよな、つけてないなら隠すよな」と納得してしまう。この手ブラの1ムーブで彼は空気を変えた。
そこから、小さな筒状に覆われたシースルーのカーテンに入り、ブラをつけはじめた。
前代未聞の公開着衣である。
シースルーのカーテンの素材も美しい。
着衣の異端児のシルエットと、早めのオープンは、ファンへの大サービスだ。
どこまで行くんだ、異端児。
いや、どこまでも行ってほしい。
僕たちは君を必ず追いかける。君に追いつくことはないにせよ。