だいさん（あきばっか〜の踊り手）は太鼓から生まれたポッパー。自らを震わせて、見るものに強烈な印象を残す。

2018-04-102019-07-16

sh0utのミディアムテンポに応えるかのように、だいさんの身体がバネのように震える。
そのリズムを自ら奏でているかのような強さ。だいさんは、瞬時に自身を楽器にしてしまった。

うねるような身体の動きと、強いヒットが折り重なって、誰もが興奮を覚えるムーブに昇華される。

しかし、なぜだいさんのヒットは強烈な印象を残すのだろう。

要所要所でカチッととまるから、次の動きがシャープに見える。

音のリズムにきれいにのせる動きと、走り回るような素早い動き。
その逆に、リズムよりもゆったりとした動き。

意識的にタイプの異なる動きを織り交ぜることで、
身体がバウンドしたような印象を与える。

強烈なヒットの裏には、繊細なチューニングが隠されていた。

この「sh0ut」は、強いリズムが印象的な曲。

だいさんはそのリズムの通りに踊っているように魅せて、
あえて強弱を増幅させ、皆の視線を独り占めにした。

 

早いリズムはヒットの早打ちで魅せるのがだいさん流。（だいさんのベストムーブ）

『あきばっか～の vol.11』BEST16第一試合（4:15あたり）

曲名：PUNCH☆MIND☆HAPPINESS（作品：あんハピ♪ OP）

ARIA COMPANY（ASHITAKA、Nico the NATURAL）
vs
ワンダーランド（だいさん、HIDE）

 

優勝経験もあるARIA COMPANYとの一戦。誰もが順当に彼らの勝利を予想していた後に、だいさんがその評価を覆すムーブを放つ。

あんハピ♪の軽快なリズムに合わせて、だいさんはいきいきと踊る。
早いリズムでもムーブが崩れず、変わり続けるムーブ。

足の角度や手の使い方、顔の表情までもリズム取りに使う貪欲さ。

ふとしたタイミングで入れるゆるさで世界観を作り出し、番狂わせの勝利を掴み取った。